「(絢爛世界年表を作っている)」
「逃げるな」
「・・・はい・・・」
「過去を振り返れ、芝村氏になんといわれた?」
「『多角的検討が足りていない』『アプローチはいい』」
「そこじゃない、もっと思考を助けるものだ」
「えーと、これですか?」
---No20791
> 1:ドラゴンデパート世界において、ある物をみるのにニーギからは小神族に見え、その世界の人からは機械に見える
> 2:式神世界において、光太郎の思想どおりに世界が変わる
> 3:第七世界において、とんでもない辺境なら魔術が使えるということ
> 4:第七世界でも、世界が丸くない、魔法も使えると信じている人がいるという事
> から推理しました
二つの違うものがまざってますね。
1と2以降は違います。
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「つまり?」
「つまり・・・1と2を使う方針で考えてみよう?」
「勿論それだけには限定しないが」
「わかってますよ。うーん、とりあえず光太郎の方からやりましょうか」
「自分はどういう考えをもっている?」
「光太郎感染ですか・・・光太郎が神になったために光太郎の思想どおりの世界になる、具体的にはWTGが開いたあたりからですね」
「神を殺す物もまた神」
「人々がたった一人の少年のために馬鹿になっていく、良い意味で」
「具体的に」
「神は神で無くなり、人も人で無くなって『同じもの』になるわけですね、光太郎っぽくなります」
「絢爛だな・・・とりあえずこれとニーギの関係を考えようか」
「難しいですね、光太郎のポイントは『人々の心理に影響』といったところでしょうか」
「ふむ、深く掘った意味が無かったな」
「たしかにそうですが・・・」
「しかし『人々の心理に影響』と、『ニーギと現地の人とでモノの見え方が違う』をくっつけるのか?」
「ポイントを細分化して当てはめてみるとか・・・」
「ん?やってみろ」
「『人々の心理に影響』→『その心理が影響を起こす人(光太郎)』『心理影響を受ける人(人々)』」
「ふむ」
「この場合現地の人は『心理に影響を受ける人』ですね」
「集団で影響をおこしてるかもしれんぞ」
「それでも心理に影響をうけていることには変わりません」
「そうか」
「で・・・ニーギは、ですが、少なくとも、ドラゴンデパート世界の影響は受けてません、小神族に見えるわけですから。」
「なるほど、認識論に戻ってきたな」
「そして受けていない、と断言もできません、第五世界の移動存在ですし、第五世界の『光太郎』的存在から影響を受けている可能性もあります」
「ますます戻ってきたな」
「いや、まってください。仮にニーギがその影響を受けていないなら、小神族が本当の姿と考えることが出来ます」
「そうだな、で、ニーギが影響を受けていた場合は?」
「移動しても影響を受けたまま・・・もしくは残ったまま、でしょうか」
「ほぼ認識論だな」
「・・・・・(うなだれている)」
(気が向いたら続きます